こんにちは!画像&地理担当のとなみです。

雪の砺波(となみ)平野(富山県)を撮ってきました。

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日本では、村は、山のふもとなどに民家がかたまってできていることが多いのですが、
ここでは、広々とした田園地帯に民家が散らばって建っています。
こういう村を散居村(散村)と言います。
こちらの写真がわかりやすいですね。)

民家は「カイニョ」という屋敷林で囲まれています。
杉や果物のなる木などが植えられているそうです。
山すそまでなだらかに広がる田園に、この背の高い杉のシルエットがあちこちに散らばる風景は、まるで童話の世界のようです。

なぜこのように民家が点在しているか、はっきりしたことはわからないそうです。
ただ、川の氾濫が多かったこの土地を開拓する際、少し高くなっているところ、あちこちに家を建て、そのまわりの土地を水田にしていったようです。

民家は黒い瓦で、アズマダチと呼ばれる切り妻屋根の、大きくて立派な建物が多く、とても魅力的。
アズマダチというのはこんな家屋です。

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(写真/wikipedia/fitm)

北陸自動車道を通るときは、車窓からカイニョに囲まれたいろいろな家を見るのがいちばんの楽しみです。
富山では、砺波平野の他に黒部川扇状地にも散居村を見ることができますよ。

では、また。