では今回もキューバネタで!今回は「キューバの不思議」をお伝えします!
日本に住んでいる皆さんは、普段使っているお金の単位は何でしょうか?はい、もちろん「円」ですよね。日本で「円」以外で買い物するのは、まず不可能です。
しかし不思議なことに、キューバでは2つの通貨が存在するのです。
まず1つ目がCUCと言われているお金。これは「クック」と発音してました。このCUCは、1CUC=US1ドルと決められていて、どこの銀行や両替所でも同じレートなんです。実際には両替の手数料を取られるので少し減るんですけどね・・・。
そしてもう1つが、MNと言われているお金。表記はMNなんですが、地元の人は「ペソ・クバーノ」と呼んでいるようです。これもほぼレートが決まっていて、1CUC=24〜25MNなんですね。頭ごちゃごちゃしてきますよね・・・。この2つの通貨が存在しているんです。
では何が違うのか?
どうやら、MNの方は「地元用」のお金、CUCの方は「外国人用」のお金、といった感じのようです。
外国人が食事をしたり買い物をしたりするようなお店は、すべてCUCで料金が表示されてます。そしてその物価は全然安くないです。日本と同じと考えていただいていいと思います。
そして地元の人が利用するような商店や食堂などは、MNが使えます。そしてそこは異様に安い!スパゲティが1皿75円、定食みたいな食事も1食120円くらいで食べられます。CUCとえらいこと違いがあるんですね!
じゃあMNのお店は外国人は行けないのか?というと、そんなことはないんです。僕は普通にMNのお店で食事をしてました。だから、食費だけはメッチャ安く済みましたよ!(笑)
でもバスやタクシー、宿代、ツアーの料金などは、必ずCUCで支払いになってました。単純にレートが決まってるなら、MNで払ってもいいじゃないか、と思うのですがMNは受け取ってくれないんです。よく分からないんですよね・・・。あと、お酒もMNでは支払えませんでした。どこに行ってもCUCで払えと・・・。しかし不思議なことに、最終日に行った屋台街ではまったく問題なくMNでもCUCでも受け取ってくれて・・・。どこでどのように線が引かれているのか、ちょっと旅行しただけでは分からないですね。
そしてMNは最高20MNの紙幣なので、両替しすぎるととんでもない札束がやってきます。僕はUS40ドルを換金したのですが、札束がどっさり来ました!ベネズエラを思い出しますね・・・。両替のお姉さんが「40ドルも?」と聞いてきたのですが、その理由が分かりました。
というように、不思議な二重通貨制度をとっているのがキューバなんです。国によってはUSドルが自国の通貨と同様に使える国もたくさんありますが、自国の中で2つの通貨を使っている国は聞いたことがないと思います。
もしキューバに行くことになったら、この2つの通貨を上手く使って下さい!MNは極端に安く買い物ができるので、現地の方々の生活に密着して楽しめますよ!
以上、「キューバの不思議」についてでした〜!
ふじもん