先週末、13日・14日は
カナダ在住・BC州公認臨床心理カウンセラーにして
高認アート・セラピストの上原英子先生による
アートセラピー&特別記念講演が行われました。
13日のアートセラピーはひふみ学園の生徒向けに
プログラムが組まれており、午後から行われました。
“アート”というと『絵が苦手』という事で敬遠する生徒も多い中、
今回は「今日呼ばれたい名のネームプレートを
好きな色で書いて作る」というイントロダクションで始まったおかげで
ほとんどの生徒が参加してくれました。
何種類かのアートワークが用意されていましたが
どれも個性的で、みんな飽きることなく熱中して
課題に取り組んでいるのが印象的。
出来上がった図や絵には評価を下すのではなく、
ひとつのものが出来たという達成感をみんなで共有する感じで
みんなの表情がとても楽しそうでした。
最後はテーブルごとで大きな模造紙に
「将来ひふみがこんな学校になったらいいな」を描き、
みんなで手形を残しました。
14日は大人向けの講演とワークショップでしたが、
こちらもたくさんの方にご参加いただき、
大変盛り上がりました。
前半はカナダでの臨床心理の現状を
時折質問などもまじえながら
分かりやすい解説と画像でお話しいただき、
支援者の子どもたちへの向きあい方を
教わることが出来ました。
みんな真剣にメモを取ったり
スライドを見入ったり、
グループ間での話し合いに積極的に発言したりしながら
理解を深めてゆきました。
後半では前日に行なった、
アートセラピーを参加者全員で体験しました。
○△□Zの図形中か1つ選んで紙に大きく描き、
そこに思い思いに絵を書き足すワーク。
皆さん子どもに還って絵を描いていましたが、
実は選んだ形でその人の特性が分かる、というオマケつき。
書き終わったあとに種明かしがあり、
みんなわいわいと盛り上がりました。
別のアートセラピーも行ってこちらも盛り上がり、
和やかな雰囲気に包まれました。
また、残り時間わずかの中で質疑応答も行われ、
丁寧に疑問に答えていただきました。