ご無沙汰中に「パトリ放送部」というサイトを作っていた、かず先生です。
システムは作りましたが、コンテンツは高校生が主体となって作成していく珍しいサイトです。
高校生の視点で見たおもしろい動画や、色々な企業や商品の取材動画などが投稿される予定です。
一般公開されましたので、LINE、Facebook、Twitter、はてなブックマークなどで拡散をお願いします♪
さてさて、開講している実験教室で、「先生に質問したいことを書いてきましょう」という宿題を出したのですが、こんな質問が出たことがあります。
「なぜ女の人だけが子どもを産むの?」
なるほど、女の人は出産で苦しむのに、男の人は楽だなってことでしょうか?
大人としてはドキッとする質問ですね。
子どもを産まない生き物がいます。
例えば「菌」です。
1匹が2匹に分裂するのです。
でも、これでは自分のコピーでしかないので、環境が変わると生きられないかもしれません。
※ただし、菌の場合は世代交代が早く、伴って遺伝子の変化も早いため、環境に適応できる場合があります。
だから、2匹でそれぞれの良い所を引き継ぐために、オスとメスが誕生しました。
そうすることで、より強い子どもを残そうとしたのです。
難しい言葉で言えば「多様性」を生み出そうとしたのです。
あなたも、お父さんに似ている部分とお母さんに似ている部分がありますよね?
オスとメスに分かれて子孫を残す形態を、有性生殖といいます。
対して、菌のような形態を、無性生殖といいます。
有性生殖のどの動物も、大昔はメスが卵を産んでいました。
卵は小さくて丸いので、今の人間の出産よりももっと苦しくはなかったと思います(たぶん…)。
でも、卵は他の動物に食べられてしまったり壊れてしまったりします。
だから、一部の動物は卵をお腹の中で育てて産んだほうが、子どもを守れると考えて、人間のようにふ化した状態で産むことにしました。
一時の苦しさよりも、子どもを大切にすることの方が大切だったのでしょうね。
お母さんというのは、子どもを守り育てる、とても強くてやさしい人なのです。
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