冬生まれだからなのか、暑い夏よりは冬のほうが好きな、かず先生です。
私が住む地方では、あまり雪が降りません。
雪が積もることはありますが、本物の雪の結晶なんて見たことがありません。
暖かい地方では、雪が地上まで降りてくる間に、結晶が崩れてしまうのです。
そんな方でも、雪の結晶を見た気分に浸りましょう(笑)
この時期にピッタリの実験のご紹介です。
チューブに「塩化アンモニウム」という物質を入れ、水に溶かします。
溶け残りが出るくらい多めに入れています。
これをお湯で温め、全て溶かし切ります。
全て溶かしたら、自然に冷やします。
水に溶ける量は、温度によって決まっています。
これを「溶解度」と呼びます。
冷えると、溶け切れないものが再び固体となって出てきます。
これを「再結晶」と言います。
で、出てきた結晶がこれです。
拡大してみると…。
おお!雪の結晶っぽい!?
フワーっとゆっくり降り積もります。
目の前で結晶がみるみる育つ様子が分かる、とても美しい実験です。
ちなみに「塩化アンモニウム」は、食塩の仲間です。
舐めるとしょっぱいのですが、苦味と臭みがあります。
アンモニアをかいだことはありますか?そんな臭いです。
掃除を忘れているトイレのツンとした臭いです。
フィンランドのあめ玉で、「サルミアッキ」という真っ黒なあめ玉があります。
日本語で「塩化アンモニウム」だそうです。まんまです^^;
日本では、「世界一まずいアメ」だと言われていますが、現地の人としてはお酒に合うのだとか。
また、イカにえぐ味があるのは、この塩化アンモニウムが含まれているためです。
ではでは。
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