今回は久しぶりに・・・遺跡の写真です!
パラグアイには、世界遺産は1つしかありません。
それがこの遺跡なのですが、ご存知でしょうか?
これは「トリニダー遺跡」と言って、エンカルナシオン市から東約40キロの地点にあります。
スペイン人が入植した当初、キリスト教徒の一派であるイエズス会がこの地に理想の社会を築こうとしました。
イエズス会は先住民族であるグアラニー族と共存を計り、
キリスト教を布教しながら理想郷を作ることを目指したと言われています。
しかし、その社会も長くは続きませんでした。
自分たちの力が及ばないことに腹を立てたスペイン政府はイエズス会を追い出し、
さらに建物のほとんども壊してしまったのです。
こうして、イエズス会の理想郷は儚く消えてしまったということです。
トリニダー遺跡は1993年に世界遺産に登録され、パラグアイで唯一の世界遺産として
多くの観光客を受け入れています。
ほとんどの建物は破壊されてしまってはいますが、なかなかの迫力がありました。
僕は遺跡を見て、勝手に当時の生活などを思い描くのが好きです(笑)。
日本ではほとんど知られていないトリニダーの遺跡ですが、
色々な歴史があったことを想像しながら見てみると、面白いですよね・・・。
ふじもん