伸楽ひふみ学園に通う生徒たちは、
友達やスタッフと関わっていく中で
それぞれのスピードで日々成長していっています。
普段はこだわりが強くて午前中で帰ってしまう1年生の男の子。
自分が欲しいものを買うために、お金を貯めたい、
そのためにはアルバイトがしたいという事を言うようになり、
佐藤学園長に相談しました。
6月中旬以降、宅配業者の荷物の仕分けのアルバイトの募集があれば
その他数人の友達もあわせて問合せするよ、という事になり、
さらに『午前中は学習中心だから、午後から他の子に聞いてみたら?」と
話したところ、今日は14時過ぎまで教室に滞在しました。
昨年まで週1回ホームスタディのみで学習していた3年生の男の子。
今年に入り週1回程度午前中に登校してくるようになり、
年度が改まった頃には週2~3回登校してくるようになりました。
そしてコミュニケーションが上手に取れなくて
ストレスを抱えている2年生の男の子。
彼のストーリーをちょっとご紹介します。
昨日、散歩に出かけた彼とスタッフとの間で交わされた話。
小学生のころまでは活発で楽しい子供だったという彼。
中1の時に担任の先生から「学校に来るな」と言われてから
通えなくなり、不登校に。
中2の時に特別支援学級に入って
先生との関係は良かったそうですが、
受験勉強をしていて会話をしなかったら
喋れなくなってしまったとのこと。
彼にそういう過去があったことを今回初めて知りました。
ただ、今年に入ってから変化の兆しが見えてきたようです。
親子関係もぎくしゃくしていたけれど、
「僕が変わればわかってくれるだろう。」と話してくれたそうです。
素晴らしい心境の変化です。
さらには、昨日も授業で動画を視聴している時に
隣の部屋が騒がしかったらしいのですがイライラ腹を立てず、
「ここは映画館ではない、テレビを見ているんだと思うと
気持ちが変わった」と
気持ちを切り替えることが出来たそうです。
積極的に変わろうとしている彼ら。
これからも応援していってあげたいと思います。