アートというと、絵画だとか彫刻だとか
敷居の高さを感じることがありますが、
この授業では一人ひとりの“感性”を大切にします。
担当して下さった杉山先生、
イチゴやバナナなどのフルーツをたくさん持ってきてくれました。
実際にフルーツを手に取ったり、匂いをかいだり、
どんな色なのか眺めたりしたのち、
果物の断面を見比べるためにそれぞれを輪切りに。
ここで共通点は何か!?という質問が飛びだしました。
「まるい」
「真ん中から外に向かってなんか…なんて言うのかな…」
そんな意見が飛び出します。
そう、自然のものというのは丸かったり球だったり曲線だったりというものが多く、
人工的なものは直線的なものが多いね~、という解説。
色んな写真を見て自然界の中に存在する丸い形の造形美を見比べました。
ちなみに座学のお勉強はここまで。
机の上には、断面をあらわにした果物がいくつも置いてあります。
ということでここからは、なんとフルーツポンチ作りが始まりました!!
目で見て鼻で匂いを感じたフルーツを、今度は舌で感じよう、ということです。
こういう調理実習系の授業はこれまでも行われてきましたが、
1年生も2年生も3年生も、男の子も女の子もみんな協力しながら
楽しく実習できるいい機会となっています。
今回も、1年生同士打ち解け合い、学年の垣根を越えて交流が生まれ、
生徒同士また一歩仲良くなったような気がします。
そして人数分のフルーツポンチが出来上がり、みんなで美味しくいただきます!!
食べ終わった後は、
それぞれスケッチブックとクレパスを使って今日感じた事、
見て感じたこと匂いから感じた事触って感じた事舌で感じた事などを
自分の感性で絵にしていくというアートな授業に繋がりました。
泡の様な絵を描く生徒がいる一方
淡い色を何色も重ねる生徒がいたり、
漢字一文字を書いた上から同じ色で心が赴くままに塗り重ねていく生徒がいるなど
本当に個性豊かなアート作品がたくさん誕生しました。