「もうお花見の季節なのねぇ。」
『ママー！ボクも早くお花見したいよ！みんなでお弁当食べるんだ！！！
いつ？ねぇ、ねぇ、いつお花見？？』
「そうねぇ、開花予想では・・・」
『開花予想って桜のソメイヨシノっていう種類がいつ咲くかって予想なんだよね！
ボクこの前、学習したんだ！
でもさぁママ。桜ってソメイヨシノだけじゃなくてヤマザクラとかカンザクラとか他のもあるんだよね？
なんで開花予想はソメイヨシノなの？？他の桜じゃダメなの？？』
「ポッケは本当に学習するのが好きねぇ。
実はソメイヨシノは種から育てる事ができないのよ。
だからほとんどのものが接ぎ木などで増やしているから、遺伝的にほぼ同じものだと言えるの。
そして遺伝的に同じということは、周囲の環境による反応がほぼ同じと考えられるから
気候の変化によるソメイヨシノの開花の様子は全国どこでも同じってことなの。」
『へーぇ！！！そうだったんだ！
でもさぁ種から育たないんだったら自分で増えることはできないんだね。』
「いいところに気づいたわね、ポッケ。
実はそうなの。ソメイヨシノはすべて人の手で手入れされ、増やされ、育てられているの。
それだけ愛されているってことなのよ。」
『ボク、桜がもっと好きになったよ！！！』
「フフフ。桜が咲いたらお弁当持ってお花見に行きましょうね。
皆さんもご一緒にいかがかしら？」
