午前中はみんなしっかりと学習に取り組んでいますが
午後からはみんなで交流する事が中心になっています。
「学校なんだから、単位に必要な学習を中心に
取り組むべきなんじゃないの?」と思われるかも知れませんが
ここに通う生徒たちの多くは不登校や引きこもりなどで
今まで他者と関わる経験を積まずに来ていたり、
自分の興味のあるものだけに一所懸命になって
他者との距離感がつかみづらかったりする場合が多いので
「他者の中での自分の居場所」や
「他者とのかかわり方・程よい距離感」などを
普段の生活の中で掴むためにも、
こういった時間を大切にしています。
スポーツの時に男女が一緒にチームになるのもそうですし、
話す内容が一方的で会話になってなかった生徒が3年生になって
きちんと相手と会話のキャッチボールが出来る様になったり、
3年生になってそれまでの自分の興味の範囲の
外にあるものにも興味を持ち出して
それまで関わりがとても薄かった他者への干渉もし始めたりと
それぞれのペースで確実に素晴らしい変化を見せてくれています。