今日は第2回目の食育講座。
今回のテーマは「お節料理の意味について」。
氷見先生に資料を用意していただき、お話していただきました。
ちなみに「お節」とは「お節供」の略で、
古来より日本では節目節目で神様にお供え物をし、
色々な祝い事を行ってきたものだそうです。
それが江戸時代に入り広く一般の人々の間に広まって、
1年間の無事と健康を祈ってお祝いする行事になりました。
ちなみにおせち料理にはそれぞれ意味があり、
豊作を願って作られる田作りや子孫繁栄を願う数の子のほか、
おめでたいを意味する鯛、金銀財宝を意味する栗きんとん、
喜ぶから転じた昆布巻き、先の見通しがいいという意味で蓮根の煮物など
地域や家庭によって違いはありますが
昔から繁栄を願うものが多く食べられてきました。
そしてお節料理の後はお雑煮の雑学の話に。
お節料理も地域や家庭でそれぞれ違いがあり、
分布図などを見ると本当にいろんな種類の
お雑煮があるのがわかりました。
ちなみに節供ですが、1月1日の元旦の他には
3月3日の桃の節句、
5月5日の端午の節句、
7月7日の七夕の節句、
9月9日の重陽の節句などがあると教えていただきました。
それぞれ女の子のお祝いの日、
子供(特に男の子)のお祝いの日、
七夕まつり、
長寿を祝う敬老の日と
今も伝統として続いていますね。