お疲れ様です!ふじもん@イランのイスラム教の聖地・マシュハドでございます!
 
いやいや、ようやくウズベキスタンのビザが取得でき、次に行くトルクメニスタンのビザ申請が終わり、テヘランを離れることが出来ました。今僕は、イランのイスラム教の聖地・マシュハドという街に来ています。
 
イランの滞在も長くなってしまいましたが、イランの街中を歩いていると、必ず見かける「ある人」の顔があります。それが写真の髭面の男性なのですが、これが誰だかご存知でしょうか?
 
この人の名はエマーム・ホメイニー。現在のイラン建国の父とも称される人なんですね。
 
第2次世界大戦後、イランはアメリカの強い後ろ盾の下で独裁体制を強化し、「白色革命」と称する工業化を推し進めました。ホメイニー氏はこれに反対を表明してデモにも参加し、やがて逮捕、投獄されてしまいます。
 
しかし1970年代、この白色革命は貧富の格差を広げてしまい、農村の荒廃を招く結果に終わりました。国王の圧制に対する民衆の不満が高まる中で指導者として担ぎ上げられたのが、このホメイニー氏なのです。
 
イラン国内、どこの街に行っても、このホメイニー氏の写真や肖像画があちこちに飾ってあるんですね。テレビを見ていてもホメイニー氏の映像は度々出てきますし、いかにイランで彼が尊敬を集めているかが分かりますね。
 
最近は核開発疑惑の問題ばかりが注目を浴びているイランですが、とっても深い面がたくさんある国ですよ!僕自身ももっとこの国について学んでみたいですね!
 
ふじもん