お疲れ様です!ふじもん@ブルガリでございます!
 
いよいよヨーロッパともお別れの時が近付いてきました・・・。何だかんだでお世話になったヨーロッパ。まだまだ行き足りないところばかりで不完全燃焼ですね!それを言ったら世界中全てがそうなのですが・・・(笑)!
 
さて、ヨーロッパ最後の国となるブルガリアなのですが、皆さんブルガリアと聞くと「ヨーグルト」しか出てこないのではないでしょうか?もちろんブルガリア国内でもヨーグルトは有名ですが、この国の魅力はそれだけではないんですね。
 
その魅力の1つとして、豊富な宗教寺院があります。バルカン半島の要地にあるこの国は、常に他国からの干渉を受けてきました。特に14世紀後半からは約500年に渡ってオスマントルコの支配を受けたため、現在でもイスラム寺院やトルコ系住民が多く、モスクと教会が並んで建っているという独特の雰囲気が形作られていきました。
 
特に首都ソフィアの南65kmにあるリラ山にひっそりと建つ、ブルガリア正教の総本山とも言うべき「リラの僧院」は圧巻です!何もない山奥に突如として現れるこの寺院、ブルガリア随一の観光地として、多くの人々を集めております。
 
この壁一面に施されたフレスコ画・・・見事ですよね!でもこのような美しいフレスコ画が描かれた寺院は、実はソフィア市内にもたくさんあるんです。もちろんリラの僧院には敵いませんが・・・!
 
500年に渡るオスマントルコの支配の間、ブルガリアではキリスト教の信仰はもちろん、ブルガリア語の書物を読むことさえ制限されていました。しかしこのリラの僧院だけは、それが黙認されていたというのです。何とも偉大な僧院ということなんですね!
 
日本では宗教と言うとなかなかその影響力の強さをイメージできない方も多いかと思いますが、実は世界は「宗教」によって動かされてきていると言っても過言ではないと思います。そのくらい、宗教というものは世界中に影響を与えているんですよね。
 
そういった背景を考えて世界を旅行すると、また違った見え方が出来るのではないでしょうか?さて!それでは次回はいよいよアジアに突入でございます〜!
 
ふじもん