お疲れ様です!ふじもん@マケドニアにやって参りました〜!
 
僕は今いわゆるバルカン半島、東欧諸国にいるわけですが、何故ここが「ヨーロッパの火薬庫」と呼ばれているのかが分かる気がしますね。今回はそんな話で・・・。
 
西ヨーロッパからバルカン半島に抜けてくると、ここがいわゆる「文明の衝突点」だということを如実に感じるんです。
 
まず、ここで宗教が変わるんです。西欧はキリスト教(特にカトリック)が中心ですが、東欧に入ると、ここに東方正教系のキリスト教が入って来るんです。そしてさらにバルカン半島を南下すると、今度はモスクが増えてくるんですね。つまりはイスラム勢力が入ってくるわけです。つまり、宗教勢力的にもちょうど衝突点なわけです。
 
そして言葉も変わってきます。これは国で言うとボスニア・ヘルツェゴビナ〜セルビアが顕著なのですが、それまでのラテン語、ゲルマン語系の言語からキリル文字が入って来るんですね。写真にあるような表記なのですが、ロシア語のような文字ですね。これだけで案内が出ていると、もう意味不明です。サッパリ分かりません!
 
さらに歴史的、地理的に言えば、南のオスマントルコ、東のロシア、もっと前には西にはローマ帝国、現代ですとナチスドイツなどなど、常に大国の脅威にさらされ続けてきた地域でもあるんです。バルカン半島とはそういう場所なんですね。
 
ドイツより東の国々に入ったあたりで、グッと雰囲気が変わったのを強く感じました。そういった歴史的・地理的な背景も考えつつ東欧地域を旅すると、またその変化が非常に興味深く感じられますね。いや〜東欧は深いですね、ぜひまた来たい地域でございます〜!
 
ふじもん