お疲れ様です!ふじもん@モロッコでございます!

 

久し振りにやって来たイスラムの国・モロッコ。やっぱり自分の前世はイスラム教徒なんでしょうか?(笑)流れるアザーンの響きが耳に心地よく・・・なんか落ち着いてしまうんですよね!

 

さてさてそんなモロッコの滞在も数日経ちましたが、今日僕は世界遺産にも指定されている「要塞化された村」アイド・ヘン・ハッドゥに行ってきました!

 

「え?要塞化されているってどういうこと?」って思われますよね?7世紀にアラブ人がモロッコの北部を征服した後、先住民族のベルベル人はその支配から逃れるため、アトラス山脈を越え、各地のオアシスにカスバ(要塞)を築いて移り住んだんです。アイド・ヘン・ハッドゥはそのうちの1つなのですが、極めて保存状態が良く、1987年にユネスコの世界遺産に登録されたんですね。

 

僕は朝4時半に起きて朝日と共にこのアイド・ヘン・ハッドゥを訪れたのですが、その風貌は実に見事!まさにその名の通り「要塞村」でした!辺り一面は褐色の大地が広がり、水が流れる僅かなオアシスにのみ緑が生い茂る。旅人の予想と期待を裏切らない光景が、その地には広がっていました。

 

しかしいくら保存状態が良いといっても人々が生活するためにはかなり厳しい状態になっていて、実際に今も住んでいるのはベルベル人の5〜6家族のみとなっているようです。ほとんどの人は、アイド・ヘン・ハッドゥのすぐ近くを流れる川の対岸に移動してしまいました。

 

こんな見事な場所を世界の人々が放っておくわけはありません(笑)。ということで、このアイド・ヘン・ハッドゥは何度も映画の撮影に使用されたことがあるんですね。有名なところですと『アラビアのロレンス』、『ソドムとゴモラ』、『ハムナプトラ2』などで、最新のものでは2010年に公開された『プリンス・オブ・ペルシャ/砂の時間』があります。

 

観たことがある映画が撮影された場所だと思ってその地を訪れると、また感慨深さが違ってきますよね!でもお恥ずかしいことに僕が観たことがあるのは『ハムナプトラ2』くらいなのですが、日本に帰ったらその他の映画も観てみようと思いました!

 

モロッコ観光のハイライトと言えば、やはり砂漠ですよね。大砂丘を見に行くのもいいですが、このような遺跡を見に行くのも面白いと思います。モロッコに行かれる方、ぜひこのアイド・ヘン・ハッドゥを覚えておいて下さい〜!

 

ふじもん