こんにちは!ふじもん@エチオピアでございます!
さてさて、前回に引き続き「ダナキル砂漠&エルタ・アレ火山」のご紹介を致します!今回は後半、エルタ・アレ火山です!
「火山」というくらいですから、それはもちろん火山なのですが、何が凄いって、ここではまさに今生きている噴火口をすぐ目の前で見られるということ!このように文章で説明すると「ふ〜ん、なんだ。要は火山の火口の見学ね」と思われてしまうかもしれませんが、とんでもない!!!
ホントに×100凄いんです!いや、もうマジでハンパじゃないんです!
僕のカメラは安物ですし火口に行くのは夜ですし、写真では伝わらないですよね・・・。ただの夜景のように見えてしまうかもしれませんが、これがまさに活火山の火口なんです。
エルタ・アレ火山の火口は今まさに溶岩が吹き上がっているのですが、それを本当に間近で見ることができるんです。その熱、その音、その臭い、その明るさ・・・もう僕は言葉を失ってしまいました。
常にぐつぐつと溶岩が沸きあがり、それがドロドロと流れていく。あの様子をどう言葉にしたらよいのか分かりません。そして時折、激しく溶岩が吹き上がるんですね!その時の迫力はマジでヤバイです!真っ赤な水が吹き上がり、燃え上がる岩石が飛び散る。僕は恐怖さえ感じました。
後で聞いたのですが、怪我人も出ているそうなんです。昨年訪れたドイツ人の旅行者は、突然活発に吹き上がった岩石の直撃を受けて、左足に大怪我を負ったそうです。目の前で溶岩がグツグツ沸いているのですから、そりゃそういう可能性もありますよね・・・。
僕たちは学校の授業で、「地表の下にはマントルというドロドロに溶けた溶岩があって・・・」などと習いましたが、実際にそれを目にし、あるいは感じたことのある人などほとんどいないでしょう。
僕も初めて、「生きた地球」の様子を目の当たりにしました。これなんですね。これが地球の中身なんですね。僕が今まで旅をしてきた中で、この火山の経験が一番感動しました。マジで心が震えました!
この火口に行くためには、ベースキャンプから3時間ほどトレッキングをして行かなければなりません。(休憩中の写真がトレッキング道の様子です。)溶岩の様子をしっかり見るためと日中の気温を避けるため、出発は夕方なんですね。6時頃に出発して9時前に火口に到着しました。
だいたいどの観光地でも、ある程度見学をしたら「さ〜て帰ろうか」という雰囲気になるものです。しかしここでは、それがありませんでした。僕の他にも数名の外国人がいましたが、誰1人として帰ろうとせず、なんと2時間以上みんなで火口を眺めていたのです。それほどまでに、旅人みんなの心を捉えていたのでしょうね。
ダナキル砂漠&エルタ・アレ火山に行くには、エチオピア北部の街「マケレ」が起点になります。もしエチオピア旅行をお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひともこのダナキル砂漠&エルタ・アレ火山をオススメ致します!マジで凄いものを見ることができますよ〜!!!
ふじもん