こんにちは!毎度お馴染みふじもんでございます!
 
中米の旅も佳境です。いよいよメキシコに入国しました!僕は今グアテマラとの国境にほど近い「サンクリストバル・デ・ラスカサス」という長〜い名前の街にいるのですが、この街も綺麗なコロニアル調の街並みなんですね!
 
そして周辺にはたくさんの先住民の村があります。今日僕は、ひょんなことから知り合いになった現地在住の日本人の方に、2つの先住民の村を案内していただきました!
 
そのうちの1つがここ、チャムラという村です。この周辺では比較的大きな村で、マヤの原風景を思わせるような光景に出合えるんですね!
 
このチャムラの人たちは写真撮影を極端に嫌います。ですので、アップで撮ることは難しいんですね。チェックの目も厳しく、堂々と撮っていた韓国人はその場で写真を消去させられていましたし、カメラを首からぶら下げていた欧米人はカメラをしまうように注意を受けていました。
 
僕を連れて行ってくれた日本人の方は「本当にトラブルになるから、カメラは本当に気を付けて!」と、何度も言っていました。う〜ん、ここまで厳しい村は今までなかったな・・・。
 
でもこのチャムラ、本当に昔ながらの風習を守っているんですね。ちょうど今日は日曜日だったので大きな市が開かれており、さらに村の評議会も開かれていました!黒いベストと短めの白いパンツを履いているのが村の評議員で、その近くにいる上下白の服を着て白い帽子をかぶっているのが、村の警察のような役目をしている男たちです。分かりますでしょうか・・・?
 
男尊女卑の考え方も根強いらしく、評議員は全員男性です。写真では分からないのですが、中央に市長が座っており、何か話し合いたい議題があると、直接申し出に来るんですね!中には夫婦喧嘩の仲裁に来た夫婦もいたとかで・・・面白いですね!
 
この村は宗教も独特です。写真撮影は厳しく禁止されているので中の様子は取れなかったのですが、この教会の中ではキリスト教と現地の伝承宗教が融合した、不思議な儀式が行われていました。床には松の葉が一面に敷き詰められ、何百本ものロウソクが立てられ、香が焚かれ・・・。一種異様な空間でしたね・・・。
 
お供えには卵と炭酸飲料が効果的と信じられているらしく、コーラやファンタが使われていました。これがまた不思議・・・?
 
先住民にとても関心があると以前から言っている僕ですが、正直な話、分からないことが多すぎます。ただ単に自分の勉強不足なのですが、たとえばマヤの先住民であれば、その歴史から文化、スペインによる征服から今に至るまで、もっと学ばなければいけませんね。村に行くだけでもとても学びはあるのですが、その体験だけでなく、知識としての学びの必要性をとても感じました。
 
いずれにしても、今日の体験も貴重でした!どんな民族であっても、皆が平和に暮らせる世界になるよう、願わずにはいられませんね・・・!
 
ふじもん